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出典 : (株)矢野経済研究所「呉服市場に関する調査(2020年版より)」(2020年3月25日発表)
南北に長い日本では、各地に特産の繊維や染料、気候風土に合った染織法や伝統の色柄が伝えられています。ここでは、全国の伝統工芸品指定品目にあげられている染めと織りのきものや帯、小物を中心に、お国自慢の個性的な布や主産地をご紹介します。
三重県 | 伊賀くみひも、伊勢木綿 |
滋賀県 | 近江上布、近江木綿、浜ちりめん |
京都府 | 西陣織、京鹿の子絞、京友禅、京小紋、京繍、京くみひも、京黒紋付染、丹後ちりめん |
奈良県 | 大和木綿 |
大阪府 | 河内木綿 |
兵庫県 | 但馬ちりめん、丹波木綿 |
鳥取県 | 弓浜絣 |
島根県 | 広瀬絣、安来織 |
岡山県 | 作州絣 |
広島県 | 備後絣、ウール着尺 |
香川県 | 保多織 |
愛媛県 | 伊予絣 |
徳島県 | 阿波正藍(あわしょうあい)、しじら織 |
高知県 | 土佐綿紬 |
福岡県 | 博多織、久留米絣 |
佐賀県 | 佐賀錦 |
長崎県 | 長崎錦 |
大分県 | 別府絞 |
宮崎県 | 薩摩絣、綾の手紬 |
熊本県 | 肥後木綿 |
鹿児島県 | 本場大島紬(本場奄美大島紬)、夏大島 |
沖縄県 | 久米島紬、宮古上布、読谷山花織(よみたんざんはなおり)、読谷山ミンサー、琉球絣、首里織、琉球びんがた、与那国織(よなぐにおり)、喜如嘉(きじょか)の芭蕉布、八重山ミンサー、八重山上布 |
北海道 | 厚司織(あつしおり) |
青森県 | 刺しこぎん |
岩手県 | 南部紬 |
秋田県 | 秋田八丈 |
山形県 | 置賜紬(おいたまつむぎ) |
宮城県 | 栗駒正藍染 |
福島県 | 川俣羽二重、福島紬 |
茨城県 | 結城紬、石毛紬 |
栃木県 | 結城紬、間々田紐 |
埼玉県 | 秩父織物、裏絹 |
東京都 | 村山大島紬、東京染小紋、本場黄八丈、東京手描友禅、多摩織 |
千葉県 | 銚子縮 |
群馬県 | 伊勢崎絣、桐生織 |
山梨県 | ウール着尺、甲州印伝 |
新潟県 | 塩沢紬、小千谷紬(おじやつむぎ)、小千谷縮、本塩沢、十日町絣、十日町明石縮(とおかまちあかしちじみ) |
長野県 | 信州紬、上田紬、信州友禅 |
富山県 | 福光麻布、城端織物 |
石川県 | 加賀友禅、牛首紬、加賀繍(かがぬい) 加賀小紋、羽二重 |
福井県 | 越前羽二重、越前墨流し染 |
静岡県 | 浜松浴衣、遠州木綿 |
愛知県 | 有松・鳴海絞(ありまつ・なるみしぼり)、名古屋友禅、名古屋黒紋付染 |
岐阜県 | 郡上紬、紋・絽(ろ)羽二重 |
「集散地」とは、全国の織物・染物の産地問屋から製品を集め、また各地のデパート・呉服店・問屋などに卸す繊維商社が集まった地域のことです。
日本では、次の4カ所に大規模な商社が集まり「四大集散地」として知られています。
<京都市>室町 <東京都>堀留 <名古屋市>丸の内・長者町 <大阪市>船場
中小企業総合事業団の利用許諾を受け、 中小企業総合事業団作製CD-ROM『平成10年ものづくり人材支援基盤整備事業 -技術・技能の客観化、マニュアル化等-「きものづくりマニュアル」』 を使用しました。