- 29.九曜文(くようもん)
- ・中央に一個の大円、そして周囲に八個の小円を配列した形
- ・古代インドの占星術による九星をいう。(羅喉・土曜・水曜・金曜・日曜・火曜・計都・月曜・木曜)
- ・九曜文は、天地を守る仏神として信仰された。
- ・縁起文として、平安時代末期より衣装や牛車の文様に見ることができる。
- 30.七曜文(しちようもん)
- ・中央に一個の大円、そして周囲に六個の小円を配列した形。
- ・日・月と火星・水星・木星・金星・土星の五星
- ・縁起ものとして、九曜とともに多く使われている。
- ・七曜文は星辰文が基本で、中国では皇帝の礼服に、また奈良時代には天皇の礼服柄として用いた。
- 31.月兎文(げっともん)
- ・中国古代の伝説では、月の世界に一匹の兎が不老不死の汕薬を搗き続け、大きな桂の木があるとされた「准南子」より
- ・日本では餅は最も大切な食物で霊力があるとされ、満月は餅に通じるため、兎は餅搗きに変わったとされる。
- 32.日月文(じげつもん)
- ・太陽と月は古代より信仰の対象とした。
- ・中国では天子の衣装(礼服)に日月文を用いた。
- ・日は円か三日月か銀色で表わした。
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